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患者さんからのお手紙

平成18年2月 S・Yさん 36歳(初診時) 卵管采が通常より小さく、AIH11回、体外受精1回、高プロラクチン血症の不妊。

玄和堂診療所の皆様へ

新しい年が明け、今年は雪の降る日も多く寒い日が続いておりますが、大先生、若先生、スタッフの皆様、お元気でお過ごしでしょうか?出産後の母乳育児に追われ、お礼のお手紙が遅くなってしまい誠に申し訳ありません。

我が子の喜びの出産から早くも5ヵ月が過ぎようとしています。こちらの漢方で授かった子のせいか、お蔭様で今のところ病気ひとつせずにスクスクと成長しており、主人と寝顔をながめながら幸せな時間に浸っている毎日です。

かつて、いくつもの病院で治療を繰り返し、全く成果のないまま月日は流れ・・・、痛い注射や心無い医師の言葉・・・先の見えない長く暗いトンネルの中を手探りするようで、泣いた日も多々ありました。

今までの医師から明快な診断のないままルーチンの治療を受け、不信感だけがつのり疲れ果てていた私たちに、大先生は「お腹がつっぱっている!これを治さなければダメだ!」と、何がいけないのかという事を、そしてそれにはどうすればいいのかという事を、はっきりと答えてくださいました。こうして初めてお会いした日にこの先生に委ねてみよう!たとえ時間がかかっても漢方で頑張ろうと主人と二人決心したのでした。

今思えば、半年が過ぎ一年が過ぎても、今までのホルモン治療をしていた時のような不安はありませんでした。何かしら身体が良い方向へ向かっているという確信のようなものがあったのでしょう。現に、漢方治療を始めてからすぐに、薬なしではいられないくらい重かった生理痛が全く無くなりました。

ぐいぐいと引っぱってくださる大先生には、いつも元気を。時間をかけて話を聞いてくださる若先生には安心を・・・。親切なスタッフの皆さんには笑顔をたくさんいただきました!一ヵ月に一度診療所へ通うことにも、あまり苦痛をおぼえたことはありませんでした。
それから、診療所内いっぱいの報告のお手紙にも何度も励まされました。同じ思いをしている人がいるということ、そして、漢方をのみ続け授かっていられるお手紙を拝見する度に「ダメかもしれない・・・」という押しつぶされそうな気持ちは、希望へと変わりました!

今の気持ちを大切に、これからの子育てを楽しみながら親子で頑張っていきたいと思っております。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございました。

追伸:
出産後、まもなく母乳についてもご相談にのっていただき、ありがとうございました!
なんとか両方の胸とも母乳を与えられるようになり寝不足と戦いながらも、少しずつ一日のリズムもできてまいりました。

─この方への治療─


結婚歴3年5ヵ月。一通りの検査の結果、卵管のつまりはないが、卵管采が通常より小さいとのこと。人工授精11回、体外受精1回行う。高プロラクチン血症でテルロンを1年半服用。夫は問題なし。身長153cm、体重47kg。下腹部が張り、ガスが多い。冷え症で寒がり。あまり訴えはない。便通は3日に1回。食欲はふつう、甘いものを好む。湯水は4杯。

腹証により、鼠径部の突っ張り、ガス腹、冷え症により当帰四逆湯の加味方を投与。(連絡はなかったが、この間に体外受精するも妊娠に至らず) 同薬を4ヵ月服用後、腹証により当帰芍薬散料に変方。540日服用後、自然妊娠したが、流産してしまう。その後、当帰芍薬散料(76日)、当帰四逆湯(76日)服用後、妊娠に至る。流産止めに芎帰膠艾湯を投与。順調に経過し、40歳で無事に男児を出産された。あきらめずによく頑張られたと思う。




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