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患者さんからのお手紙

平成19年9月 B・Kさん 36歳(再診時) 2度の流産を、母体づくりでのりこえた2人目不妊。

日に日に空の色も深まってきましたが、皆様にはお元気でお過しのことと存じます。若先生ありがとうございました。先生のおかげで私は2人の大切な命を授かることが出来ました。6月30日、体重3140g、身長49.5cmの大きくて元気な男の子が産れました。主人は跡継ぎの誕生に大喜びです。今回は二度の流産後で、正直言って諦めかけて、いつ漢方をやめようかと考えていた矢先の妊娠でした。

今回のお産はあっという間で、午後10時半に病院に着いて11時55分には産れてしまいました。促進剤も使わず、会陰切開もない本当に自然なお産でした。ただ弛緩出血があり、あまりの出血の多さに死ぬんじゃないかと思ったほどです。

産後の一ヶ月検診では、子宮内に癒着胎盤が残っていることがわかり、摘出手術を受け、産後もしばらく産科通いが続きました。妊娠中も右足に静脈瘤が出て、34週くらいから足が痛んで歩きづらくなって胃はつかえて思ったように食事がとれず、今回は命がけで産んだという感じがします。

よく母乳を飲んで、一ヶ月検診では4880gもあって、何だか2人目を産んで私は自分の全てを子供にすいとられてしまったような感じがしています。長女は言うことを聞かなくて、こんなはずではなかったと思うこともありますが、でも2人の横顔を見ていると本当に幸せです。

今回2人目の妊娠は、2度の流産の後で、流産は本当に深い悲しみで元気な子に恵まれた今でも忘れることが出来ません。2度目の流産の後は、体が重くていつもだるいような感じがとれなくて、次の妊娠を考えるよりまずは元気にならなければという思いでしたが、漢方のおかげで再度妊娠できる元気な体に戻ることが出来ました。

産院でも不妊治療をしている人をたくさん見かけました。私も不妊と流産で精神的にかなりつらい時期があったので、幸せそうな妊婦さんがいる所での治療はつらいんじゃないかと胸が痛みました。でも私は、私には漢方しかないと信じて頑張ってきて良かったと思っています。

若先生本当にありがとうございました。私はこれからの人生、自分の全てをかけて子供を育てていかなければなりません。たくさん愛情をかけて、心の優しい子に育って欲しいと思っています。本当に大変なのはこれからです。なかなか子供に恵まれず、漢方に通った日のことを忘れずに頑張っていこうと思います。ありがとうございました。

季節の変り目、診療所の皆様お体くれぐれもお大事になさって下さい。まずは御礼まで。

─この方への治療─


第1子の時は、原因は特になく、半年間、ホルモン治療の末、来院され、2年3ヵ月程、漢方薬を服用し妊娠に至り、平成16年5月に無事女児を出産された。今回、産後1年5ヵ月が過ぎ、月初めに7週で流産、2人目がぜひほしいと再来院された。身長161cm、体重51kgで中肉中背。特に訴えもない。足の冷えはあるがお腹は温かい。便通は1日1回。生理は順調で6日間。食欲はふつうで、湯水は7杯。
腹症により先ず加味逍遙散を投与、その後当帰芍薬散料に変方し、2ヵ月で妊娠されたが、9週で流産。2度目である。再び加味逍遙散を5ヵ月間投与し、体調も良く、腹部も軟となり、当帰芍薬散料に変え、自然妊娠に至る。安定期まで芎帰膠艾湯を服用し、無事に男児を出産された。妊娠、出産できる母体に漢方で導いたのだと思う。



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