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患者さんからのお手紙

平成20年10月 N・Mさん 33歳(初診時) 長年の生理不順、母体づくりから始めて妊娠に至る

玄和堂診療所 寺師 碩甫先生 皆様

猛暑の折、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。平成18年12月10日初診で伺いました。お陰様で、7月29日に無事2,458gの男の子を出産致しました。予定日より2週間ほど早い出産で、またお腹の中に居た頃から小さめの赤ちゃんと言われていたので心配したのですが、産声も大きく手足をよく動かす元気なわんぱく坊主で安心致しました。

出産も初産ながらわずか5時間51分で分娩が終わり、正直あっけないくらい軽くすんでしまいました。おかげで産後の回復も順調で、思う存分育児に頭を悩ますことができます。

今、我が子の顔を見て思うことは、うちの子に生まれてきてくれて有難う、精一杯育てますということに尽きます。そしてこの幸せを得ることができましたのも、ひとえに寺師先生はじめ玄和堂の皆様のお陰と心より感謝申し上げます。

以前より西洋医学の無理な不妊治療には嫌悪を感じていた私が半信半疑で玄和堂の扉を叩いたのはインターネットがきっかけでしたが、その瞬間から妙な安心感を抱いていたのは我ながら不思議に思います。

その間、排卵日を調べに病院に行ったりはしましたが、その度に誘発剤を使わなければ妊娠は無理と言われ落ち込むだけでしたが、寺師先生はいつ、どんな時でも雑談を交えながら笑顔で診察してくださり、タイミングさえ合えば必ず妊娠できると勇気を与えてくださいました。

それでもつい不安になり「誘発剤を使わないと無理なのでしょうか・・・」と尋ねると、普段穏和な先生が初めて声を荒げ「最近の人はすぐに薬、薬と言うけれど、薬で妊娠できるなら不妊治療なんて必要ない。もっと自分の身体を信じてあげた方がいいよ。」とおっしゃいました。これがきっかけで、先生に言われたことを信じて、長い目で頑張ってみようと腹がくくれた気がします。

それからは処方していただく漢方薬に加え、とにかく体を冷やさないこと、食事バランス、運動を心掛け、体質改善を目指しました。
そうすると不思議と気分も落ち着き体力が向上するのも実感できて、お腹が温かいと感じるようになりました。何より、月1回診察して頂くのが楽しみで、待ち遠しくてなりませんでした。

そして妊娠がわかった時、自分が信じていたものはやっぱり間違っていなかったのだと確信しました。先生ばかりでなく、玄和堂の皆様は私たち患者の不安を払しょくするように、いつも笑顔で接してくださり、またどんなささいな質問にも親切に対応して頂いて、精神的にどれほど救われたか計り知れません。寺師先生、皆様、本当に有難うございました。心より、御礼申し上げます。

今日現在、退院して3日目、わからないことだらけの毎日ですが1日も早く子供が望むことをくみとってやれるよう、一生懸命かといって気負うことなく毎日を笑顔で過ごしていきたいと思っております。暑さ厳しき折、皆様お身体大切にお過ごし下さいませ。

追伸:手紙を出すのが遅くなり、文面に多少ずれのあることご容赦下さい。なかなか良い写真が撮れず・・・。

─この方への治療─


高校時代にダイエットをし、生理不順となる。1年程、ホルモン治療を受けたが、それ以降は不順ながらも生理は自力で来ていたが、ここ4ヵ月生理がないといって来院。結婚歴は7ヵ月と日は浅い。基礎体温は低温期・高温期が一応みられるが、ガタガタしていてきれいではない。身長167cm、体重46kgで細く虚弱タイプ。頭痛、頭重、首・肩が凝り、腹が張り、ガスが多い。冷え症で寝つきが悪い。便通は2日に1回。食欲はふつう。甘いものを好む。湯水は5~6杯。

腹証により、十全大補湯の加味方を投与。同方を7ヵ月弱服用後、当帰四逆湯に変方。この間、生理の周期は39-45-45-37-55-41-40と。このころ高温期が10~12日くらい続くようになる。ここで当帰芍薬散と当帰四逆湯の併用化とし、自然妊娠に至る。約1年の服用である。順調に経過し、無事に男児を出産された。十全大補湯で気血両虚を含めすべてを補い、母体に活力をつけ、妊娠に至ったと思う。



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