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患者さんからのお手紙

平成24年8月 T・Iさん 36歳(初診時) AIH4回、黄体機能不全の不妊、冷えを治して妊娠

大変ご無沙汰していました。
去年の今頃は、夏の暑さと悪阻がかさなり、処方していただいた流産止めの漢方も受け付けず、ぐったりと過ごしていたことを思い出します。

おかげさまで、その後無事に安定期に入り、予定日通りの2012年2月29日に出産することとなりました。
初期の悪阻もごく短期間で治まり、妊娠中はトラブルも無く直前までスタスタと良く歩く、元気な妊婦として過ごせました。
分娩は微弱陣痛だったため時間がかかりましたが、産まれてきた我が子はすぐにキョロキョロと周囲を見渡してご機嫌な様子でした。頑張っていたのは、私だけだったの?と思わず笑いがこみ上げたのを覚えています。

3156g、50cmだった男の子は、今5ヶ月に入り身長も70cm近くまで伸びました。大きな声で泣き、ケタケタと良く笑う元気な息子です。毎日抱っこに授乳にと大変なこともありますが、それも含めて幸せな時間を過ごしております。
3年は覚悟のつもりでいましたが、気長に気楽に、と授かるまでを楽しんで待とうと思わせていただいたのが良かったのか、思ったよりも早く妊娠がわかったのも、みなさまのサポートがあったお陰です。ありがとうございました。

出産後に主人に転勤の話があり単身赴任として送り出し、この2ヶ月の間は息子を連れて転勤先へと行っておりました。何度かお電話まで頂いていたのに、ご報告が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
こどもは授かりもの。いても、いなくても、自分の人生の価値はそれぞれに意味があることに変わりはないと思っています。しかし、縁あって授けていただいた命をこれからも大事に、互いに成長していきたいと思っています。

今年も都心の夏は厳しいものになりそうです。皆さまもどうかお体には気を付けて、これからも多くの人の支えとなってくださることを祈っています。

─この方への治療─


結婚歴5年3ヵ月。黄体機能不全、高プロラクチン血症と診断をうけ、カバサール、デュファストンを服用し、タイミング法をとる。その後転院し、AIHを4回するも妊娠に至らず。卵管は疎通し、基礎体温表を見る限り、排卵はしている。生理は順調。夫は問題なし。身長164cm、体重46kg。冷える、冷房に弱い。食欲はふつうで湯水は5~6杯。

腹診により、当帰四逆湯の加味方を投与。冷えが強いため、附子を少しずつ増量し、半年後に妊娠に至るが、残念なことに流産された。その後、当帰四逆湯と当帰芍薬散料の2処方を交互に服用し、初診より10ヵ月後に妊娠された。順調に経過をたどり、無事に男児を出産された。冷えを改善し、子宮・卵巣の機能を高めることで妊娠に至ったと思われる。



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