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患者さんからのお手紙

平成24年10月 W・Mさん 36歳(初診時)
 
AMH(抗ミュラー管ホルモン)1.6と低く、卵巣年齢が50歳近い不妊

拝啓 秋涼爽快の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年は、大変お世話になりました。おかげさまで昨年末に授かり、今年の8月6日夕刻、体重3210グラムの元気な男の子が産まれました。

思えば産婦人科で不妊検査を受けると、「AHMが1.6しかなく、卵巣年齢が50歳近い、来年閉経するかもしれない、人工授精は意味がないので一刻も早く体外受精を」と言われ、絶望的になっていた私に、寺師先生は明るく、「そんなわけがない、来年閉経しなかったらどう責任とってくれるんだろうね」と笑っておっしゃってくれました。
その言葉に私たち夫婦がどれだけ救われたか、今でも感謝しきれません。

高齢のためマカや高麗人参、神頼みと西洋医学以外のあらゆることを試しました。
今まで仕事一筋で不摂生が過ぎた自分の体と向き合い、自然の力を信じながら、食事の摂り方・運動と教えの通り日々を過ごし、煎じ薬を一日も欠かさず飲み続け、先生がひどい瘀血をとって、やわらかいお腹にしてくださったことが出産につながった奇跡だと思っています。

妊娠中は悪阻はひどかったものの、何の問題もなく、予定日の4日前から陣痛が始まり、全4日間の陣痛に耐えながら受診すると、破水していないのになぜか羊水が無くなっており、緊急帝王切開となりました。

安産を信じてきましたので、ショックでしたが、苦労して授かった子を失いたくない思いで必死でした。
局所麻酔でしたので意識があり、赤子を取り出す前に「ずいぶんやわらかいお腹だな」と言われたのを覚えています。

幸い産まれてからは何の問題もなく、子育てに戸惑いながらも、日々元気に成長する我が子を見ては喜び、親であることを実感しております。

今でも我が子を目の前にすると、他人の子を見て素直に喜べない自分が嫌で、周囲からの言葉にもたくさん傷ついた時期を思い出します。
そのたびに不妊の苦しみを味わった分、苦労しなかった人に比べて、尊い命に感謝し、我が子を愛せる人生が幸せで仕方ありません。

自分の身体と真剣に向き合う機会を与えられたことに感謝し、可能性を与えてくださった玄和堂の皆様に心から御礼申し上げます。
肌寒くなります折、先生、皆様お風邪などをひかれませんようお身体ご自愛ください。
本当にありがとうございました。

日々がんばって治療されてる皆様に、信じれば報われ必ず授かりますことを心から祈っています。

敬具

平成24年10月吉日

─この方への治療─


結婚歴2年8ヵ月。AMH(抗ミュラー管ホルモン)が1.6と低く、あと1年で閉経すると、卵巣年齢は50歳近く、一刻も早く体外受精をするようにと言われた。不妊治療はしていない。生理は順調だが、量は少なめで、基礎体温は全体的に低め。夫は問題なし。身長164cm、体重51kg。めまい、耳鳴り、首が凝る、時々動悸がある。冷え、寒がり、むくみ、腰痛あり。胃腸も弱く、怒りやすく、寝つきが悪いなど訴えが多い。食欲は盛んで、湯水は5杯。

腹証より、折衝飲を投与。2ヵ月服用後、瘀血の圧痛が顕著に解消する。折衝飲、当帰四逆湯、当帰芍薬散料を経て服用4ヵ月で自然妊娠された。順調に経過し、男児を無事に出産された。早い妊娠だったが証を見極め、瘀血を解消することで、ホルモン値だけでは計り知れない力が体に働いたのだと思う。



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