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患者さんからのお手紙

平成28年7月 T・Iさん 31歳(初診時) AIH2回、体外4回、卵管狭窄の不妊、体重をおとし自然妊娠

玄和堂診療所 院長先生、スタッフの皆様へ
御礼のお手紙を差し上げるのが大変遅くなり申し訳ありませんでした。このたび2016年3月に3,612gの元気で大きな男の子を無事に出産致しました。このようなご報告ができる日がくるなんて今でも不思議な感じです。

玄和堂さんへ訪れた時は、不妊専門病院を転々とし4件目に通っている時でした。タイミング、人工授精、体外受精、顕微授精へとどんどんステップアップし、卵巣年齢は47才、卵管閉塞と狭窄気味。採卵しても受精しないもの、受精しても子宮に戻すまで分割しない…。などいつになったら妊娠することが出来るのか?果たして私がお母さんになれる日が来るのか?!先の見えない不安でいっぱいでした。毎月生理のたびに自分の不甲斐なさ、主人や両親に申し訳ない気持ちで泣いてばかりでした。

そんな中、初診で訪れた際に院長先生がまず「大丈夫ですから」とおっしゃってくださいました。その言葉に本当に安心したのを覚えています。今までの病院ではそんな言葉をかけてもらった事はありませんでした。そして「しばらく漢方を飲んでから病院に行けばいいですよ。今また顕微をやってもお金が勿体無いですから」とも…(笑)

私は、体重があったので体重を落とすように言われたのと瘀血を改善する漢方を処方して頂きました。すぐには効果が出るとは思っていませんでしたので、気長にやるつもりで、不妊治療の病院も少しお休みして、まずは「ダイエットしよー!」と意識を変えてみたのが良かったのかなと思っています。

そして玄和堂さんに通ってすぐに、まさかの自然妊娠をしていることが分かり、とてもびっくりしました。そして妊娠後は流産予防の漢方を処方して頂きました。院長先生の「大丈夫ですから」の一言は私にとって希望の光のように感じました。先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。そして、今不妊治療を頑張っていらっしゃる皆様が一日も早く赤ちゃんに出会えることを心から願っております。

子育ては、私が思っていた以上に大変ですが、可愛い笑顔がたまりません。やっと出会えたわが子に感謝です。大切に育てていきます。

─この方への治療─


結婚歴4年3ヵ月。人工授精2回、体外受精3回、顕微授精1回試みるも受精率が悪く、妊娠に至らず。AMHの値も低く、卵子の質が悪いのかもと言われていると来院された。右卵管閉塞、左卵管狭窄も通水検査にて開通。生理は順調。身長164cm、体重68kg。食欲は盛んで、湯水は6~7杯ほど。便通は1~2日に1回。小水1日7回。

妊娠する場所は子宮・卵巣だが、妊娠は体全体で育むもの。単に婦人科的問題でなくもっと内科的な問題である。元々、生理は健康のバロメータと云う言葉がある。先ずは、身長・体重・体脂肪。漢方では冷えと瘀血の問題。そして気候・食事・睡眠不足・運動不足等々様々な問題がある。母体があっての子宮・卵巣であり子宮・卵巣があっての母体でない。患者さんの中には婦人科医に言われるがまま人工授精・体外受精等を行ってる人が多いが、母体が出来ていない内は、いくら高度生殖医療を行っても良い結果は期待できないと考える。

この患者さんの場合、まず体重の減少と瘀血の軽減を目標に大柴胡湯合桂枝茯苓丸を投与した。第二診時、体重はさほど減少していなかったが、初診時から再診まで週5回1時間ほど歩き、お腹の体脂肪はだいぶスッキリした状態になり、瘀血の圧痛点も減少していた。その後半月で自然妊娠に至った。わずか1ヵ月半程の漢方服用だったが、今まで2回の人工授精、4回の体外受精で成功しなかった体を、本人の努力と漢方薬の作用が相まって妊娠し易い体に改善出来たためと思われる。妊娠後は流産予防の芎帰膠艾湯を服用。順調に経過し無事に男児を出産された。



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